梅 〜Japanese Apricot〜

梅 〜Japanese Apricot〜

in Roppongi Shop/ written by Ayaka Kimura

30年になる我家に越してきたのは11年前の秋。きっかけは猫達がのびのびと暮らせる環境を求めて辿り着いたのがココ、我家。

家主が大切に育ててきた木々を受け継ぎ、猫2匹と夫婦の暮らしが始まりました。

 

 

我家の庭はそれほど大きくはありませんが、愛情いっぱいの木々に溢れているのです。

松・椿・ハナズオウ・ツツジにドウダンが玄関周りに配置され、庭には3本の槙の木。ツゲが3玉、一重咲きのクチナシはトピアリー仕立て。千両そして「 梅の木 」。

手入れの行き届いたこの庭が今日から私のお庭!!

 

植物好きの私はテンションが上がり、休みのたびに庭いじりに没頭しました。

コンテナではない地植えの喜び!! 庭の半分は枕木で囲った大きなプール。そのプールの中心へ真っ先に植え付けたのは、私が惚れ込んだキフジの苗木。隙あらば苗木を購入しては植え付けて。その数なんと!!いくつだろう。。。

数えきれない程の植物を迎え入れ、ゆっくりゆっくりと成長を遂げたのは、ハナミズキ・ヤマボウシ・スモークツリー・オリーブ2種・ムクゲ2種・万作・カラスモクレン・オオデマリ・真っ赤な紅葉・菊桜・アジサイ4種・ミナヅキ。ヤツデは斑入りに加えて、今年は緑のヤツデが2株自然と仲間入り。クリスマスローズは4種類。自然と春に顔を出すドクダミは、一重に八重に、斑入りまで

沢山の植物の四季折々の風景。

苗木から育てている植物は未だに花芽をつけないものもある。数輪しか咲かないものもあるが、それもまた可愛い。千両が満開になりいっぱい実をつけたのは越してから5年目の冬にたった1回きり。それでも葉は元気だからまたきっといつかねと心待ちにしていたりして。

 

そんな我家の気まぐれな植物達だが、毎年必ず開花して甘い香りから新緑に移り変わるころたわわに実る緑の果実。流石!!家主が大事に育てた木。

 

 

春の訪れを感じさせるほんのりピンクの可憐な花から実るプリプリ果実。今年は梅ジュースも作ろうね!「ママー!! もってきたよ~!」と大きなザルを抱えてきたのは6歳になる息子。あと何回、一緒に収穫してくれるかな

 

子の成長に嬉しさいっぱい。さみしさ少々。甘酸っぱい、琥珀色の梅の味。。。

 

 

 

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