らんまん 〜高知県立牧野植物園〜
牧野植物園は「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎さんゆかりの植物園です。豊かな自然が残る高知県五台山という恵まれた自然環境の中に、3,000種類以上の植物が楽しめます。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなっていて、高知県出身の私は欠かさずチェックしています。高知県出身といっても実は牧野植物園を訪れた記憶はなく、幼い頃に五台山を遠足で訪れた程度でした。しかし朝ドラを見始めて牧野博士の人生や植物への情熱を知り、お盆の帰省に合わせて植物園を訪れてみました。
ドラマの影響か広い園内は人でいっぱいです。植物がいたるところに活き活きと沢山生えており、マイナスイオンが降り注ぎます。植物園になじむよう設計されたモダンな建物や温室の入口はまるでジブリの世界でフォトジェニックなスポットです。
ドラマでお馴染みの植物標本もありました。【昆虫はファーブル・植物は牧野富太郎】と世界的に言われているそうです。また、牧野博士が描いた植物画は溜息が出るほど美しく、緻密で伸びやかで植物そのものが歌っているような楽しさを感じます。
『バイカオウレン』 牧野博士がとりわけ愛した植物のひとつで、ドラマを見てる方はピン!とくるはずです。林の中に生える常緑の多年草で、春の訪れを告げる「春告げ草」と呼ばれています。花の時期ではなかったので是非もう一度訪れ、森の妖精と呼ばれる端正で可愛らしい花をじっくり愛でてみたいと思います。
園内は驚くほど広いです。その広い園内で沢山の植物と触れ合うことが出来ました。「名なし草などという植物は一本もない」という博士の言葉を大切にするかのように、普段は通り過ぎるような草木ひとつひとつに名前が付けられていて植物への愛情を感じます。
私たちも花を植物を愛し、日々様々なシチュエーションに合わせたフラワーギフトを皆さまへご提供させていただいています。牧野博士が世に数々の植物の存在を知って欲しいと願ったように、私も皆さまへ花の魅力をお伝え出来ればと考えており・・・ その願いはきっと、牧野博士と通ずるものがあるように感じているのです。
◎ゴトウフローリスト六本木本店では厳選した季節の花々をどこよりも豊富に取り揃えています。手に取られたお花が、新たな植物との出会いになりますように… ご来店お待ちしております。