港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト アジサイ

移り彩る花姿

in Imperial Hotel Work Shop / written by Keiko Kurata

美しい紫陽花が梅雨の季節を彩ります。雲のかかった空の下、凛とした姿で立つ紫陽花は、私をずっと魅了し続けています。
その魅力の一つは、花色のグラデーションです。フレッシュからアンティークカラーに変化するその何ともいえない色合いや、1つとして同じグラデーションが存在しない複雑な色彩が本当に美しいのです。
紫陽花に心を奪われたのは、以前に千葉県南房総の生産地を訪れた時のことです。壮大なビニールハウスの中で、見たこともないほどの数と色とりどりの紫陽花が咲き誇っていました。まるで絵画のような美しい光景が今でも心に残っています。
生産者の方の紫陽花の説明は、とても情熱的で愛情に溢れていました。まるで自分の子供のように大切に育てられた紫陽花たちの姿が印象的でした。紫陽花は開花から終わりまでの色の変化が魅力であり、その成長を見守り育てることへの情熱を感じました。

港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト アジサイ
港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト アジサイ

紫陽花はウェディングブーケや会場装花にも非常に人気があり、一年中輸入を含めて入荷しています。
その花言葉は「辛抱強い愛情」「一家団欒、家族の結びつき」です。花びらが寄り集まっている姿は強い絆の象徴として、結婚式にぴったりな花としておすすめされます。
また、家庭でもドライフラワーにし易い花なので、ドライにしてアンティークな花器にディスプレイしても、また素敵で新たな魅力が生まれます。この時期の紫陽花を様々な方法で楽しんでいただければ嬉しいです。

我が家では私の紫陽花好きが高じて毎年紫陽花の花見に行っています。
千葉の野見金公園というところで、小高い丘になっています。色とりどりの紫陽花が子供の背丈ほど伸びていて、毎年行くたびにその成長も一緒に楽しんでいます。何年か前は抱っこで見ていた子供たちが、去年はしっかり自分の足で頂上まで走り切っていました。
今年もまたこの季節がやってきます。紫陽花に一家団欒の願いを込めて、花見に行こうと思います。

 

◎ゴトウフローリストでは、今の時期ならではの紫陽花や額アジサイ、たっぷりボリュームの西洋紫陽花(ハイドランジア)など多数入荷しております。梅雨の季節を瑞々しく彩る花を楽しむことが出来ます。