港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト ラベンダー

香り-Lavo-

in The Capitol Shop / written by Miki Kawamura

街中やガーデニングでよくラベンダーを見かけるようになりました。6月中旬から7月にかけて旬を迎えるラベンダーは私の好きなお花の一つです。
ラベンダーの名前は、ラテン語の "lavo"(洗う)に由来し、ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことが起源だそうです。先端の可愛らしい紫色の小花からはフローラルの香りが広がり、その香りの強さから「香りの女王」とも呼ばれています。
この「香りの女王」は乾燥を好む植物で、水分をため込もうとしないため、生花として楽しめる時間が短く、あまり切り花としては流通しません。しかし、ドライになってもその香りは強く持続するので、私たちの身近ではドライフラワーやポプリ、アロマなどで生活の一部に溶け込んでいます。

この短い期間に出回るラベンダーを摘み取る機会があったので、自宅でアロマ作りに挑戦してみました。作り方は簡単です。

1. 深鍋(パスタ鍋など)を用意し、鍋に精製水(または水道水)を入れ、中にザルや落とし蓋のような蒸気を通すものを置き、その上にラベンダーを入れます。鍋の中央には耐熱性のコップや深皿を置きます。

港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト ラベンダー


2.鍋の蓋は逆さに蓋をし、火をかけ沸騰させます。
3.沸騰したら逆さにした蓋の上に氷を置き、今度は弱火で20〜30分程蒸らします。蒸気が上がり、氷で冷やされ、水分となって鍋の中のお皿にポタポタと落ちていきます。

港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト ラベンダー

蒸留中は部屋中がラベンダーの香りに包まれ、それ自体が落ち着く空間を作ってくれました。30分程で約60mlのアロマが出来上がり、熱が冷めてからお好みの瓶に移し替えたら完成です!

港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト ラベンダー

香水のように使うのはもちろんですが、お出かけ前のマスクに1滴垂らしたり、寝る前の枕元に数滴垂らしたりすると、リラックスした空間を作ることができるのでとてもおすすめです。

 

◎ゴトウフローリストではバラや季節のハーブ、ティーツリーの枝物など、香りを楽しめる花々がたくさん入荷しております。お好みのブレンドを研究しながら、オリジナルの香り作りをお花を楽しんだ後の余韻として試してみてはいかがでしょうか。